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お土産にも〜ネパールの逸品 ナチュラル・ネパールコーヒー

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ネパールの逸品

コーヒーの香りが漂ってくると、何とも幸せな気持ちになりますよね。


近年、世界中でコーヒーの需要が伸びていて、コーヒーの価格が高騰していると言われています。また最近は、コーヒーにはさまざまな健康効果があることが知られていますね。


コーヒー好きなら誰もがそのリラックス効果に納得します。また、コーヒーに含まれるポリフェノールには血液をサラサラにする成分が含まれているとか。


そして、ネパールのお土産として意外にも!人気があるのはネパールコーヒーです。コーヒーの産地としてはマイナーなネパールですが、なぜ近年人気が出てきたのか、その理由を探ってみたいと思います。


IMG_20181223_144410.jpg ポカラのラトナコーヒーにて


❏新たな産地として注目されるネパールコーヒー


数年前、池島さんという日本人がネパールでのコーヒー作りに取り組み、ネパールの若者に雇用を作り出し、ネパール政府から表彰されたという様子をTVで見ました。


逸話に感動すると同時に、

「へぇー、ネパールコーヒー?ネパールであんまり見かけなかったけど、どこで買えるんだろう?」

素朴な疑問が浮かびました。


コーヒーで有名な産地といえば、ブラジル、コスタリカ、モカ、キリマンジャロ、マンダリン、ハワイのコナなどでしょうか?


このネパールコーヒー、生産量がまだまだ少なく知名度はありませんが、実質オーガニックということもあり、コーヒー好きの人々からの評判は良いようです。


❏ネパールコーヒーの味わい


こぴらはコーヒーはカフェオレ派なので、詳しい論評はできませんが、ネパールコーヒーはチョコレートのような風味の濃厚で酸味が少ないコーヒー。とても美味しいです。


キリマンジャロは繊細で複雑で軽いテイスト。モカはコクと酸味がありフルーティー。マンダリンはどっしりと濃厚で酸味が少ないタイプ。ネパールコーヒーは、モカとマンダリンの間をとった感じでしょうか?(あくまで個人の感想です)


いずれにしても、ネパールコーヒーを飲んだ人に共通の感想は、「誰の口にも合う美味しいコーヒーだ」ということ。


サントスもこう言っています。

美味しいことには間違いない

…あれ?あまり参考にはなりませんでした?


❏ネパールコーヒーの産地


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ネパールのコーヒーの歴史は30 年ほどですが、実際コーヒー農園を訪れるとここ10年以内に植えられた木が多いそうです。コーヒー栽培が行われているのは、カトマンズ〜ポカラ周辺の山間部。グルミ、カスキ、ラリトプル、パルパ、ラムジュン、ゴルカ、シャンジャなどです。


山間部ですので、段々畑になっていることが多いようです。そして、コーヒーだけを生産する農園は少なく、ほかの農産物と一緒に植えられていることが多いとか。


ネパールでのコーヒーの収穫期は、冬場12月から3月頃。 ほかの作物が取れない時期に収穫できるコーヒーを栽培することで、収益をアップさせることができます。


❏コーヒーはネパールの希望の星✩


ネパールは後で述べる流通経路の問題のため、産業がほとんどありません。国の主要産業は農業。農林業が 31.2%を占め、続いて卸売業が 14.2%です。{※}


ネパールの農産物はほとんどが、国内消費のために生産されています。しかし、これからコーヒーの栽培量が増えれば、お金になる農産物としてネパール経済にプラスになると期待されています。


また、ネパールの若者に雇用を提供し、若者の海外流出をとどめたいと、コーヒーの栽培販売に取り組んでいる起業家もいるようです。現在、40社ほどの企業がコーヒー販売を行なっています。


❏昔ながらの暮らしが生み出したナチュラル・コーヒー


ネパール国内を旅行すると、至るところで飼われている水牛ややぎなどの家畜の、のどかな表情に癒やされます。いまだに家畜と共存して生きているネパール人。


ある時、友人がやぎを2匹買い始めたというので、「食べるため?」と聞いてみました。

「違うのよ。やぎの糞をうちの田んぼや畑の肥料にするためよ。」とのこと。


IMG_20190117_092718.jpg 


そんなふうにネパールの農作物は、化成肥料を用いずに作られていることがほとんどで、土がとても肥えています。そのため、ネパールの野菜は味が濃くてほんとうに美味しいです。


コーヒー栽培も有機肥料を用いて栽培されています。オーガニック認定がある訳ではありませんが、ほとんどが農薬も用いず作られているので、実質はオーガニックコーヒーです。


ネパールでは、オーガニックコーヒーのことを、ナチュラルコーヒーと言うそうです。


❏ヒマラヤの水と地形が美味しいコーヒーを育む


ネパールコーヒーの質が高いのには、他にも理由があります。

ひとつは、ネパールはヒマラヤの雪解け水が豊富であり、きれいな水で栽培されているため。


IMG_1118.jpg 


また、ネパールではコーヒー農園は、標高800m以上の場所に作られています。高地ですから、昼間と朝晩の温度差が大きく、引き締まったコクのあるコーヒーができるそうです。また、多くの場所で霧が発生することも、コーヒーのクオリティを上げる要因とか。


そして、ネパールのコーヒー農園は小規模です。天日干しでじっくりと乾燥され、旨味の強いコーヒーを生み出しています。そう、何でも“昔ながら”なのが、ネパールの強みです。他の国の大規模農園では、乾燥も工場内で行われているので、味わいがやはり違ってくるのでしょうね。


❏ネパール製品に立ちはだかる壁


ネパールはヒマラヤ山脈を背にしており、流通経路はインド経由。ネパールからインドの港まではトラックで5日はかかるとか…。そう、ネパールの地形は陸の孤島で、モノを流通させるには圧倒的に不利なんです。そして、インドを経由することで関税も2倍かかります。


こうした事情のため、ネパールの良品は流通の壁が立ちはだかり、輸出量はごくわずか。貿易赤字は年々うなぎ上りで{※}、労働者は仕事を求めて海外に流出してしまっています。


コーヒーに限ったことではありませんが、ネパールに旅行し、そこでネパール製品をできるだけ購入することが、ネパール経済にとっては大きな力になりそうです。


❏まとめ


ネパールの豊かな風土に育まれたネパールコーヒー。ネパールに来られる時には、上質のコーヒーを飲み、ぜひお土産にされることをおすすめします。


❀次の記事は、ネパールで最初にコーヒー作りに取り組まれた『ザ・エベレスト・コーヒー』さんのお話です。コーヒー作りのきっかけが、日本にあったことをお伝えしたいと思います。


※データ類は在日ネパール大使館“ネパール経済”を参照



※日本でネパールコーヒを買いたい方はこちら


(written by.こぴら







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